「あなたが心理カウンセラーになると決めた日のことを教えて下さい」(くれたけ#167)
2年前の春だったと思います。
当時、セントラルウェルネスクラブ琴似店でインストラクターのお仕事をさせて頂きながら、
社内資格でダイエットトレーナーのお仕事をさせて頂いていました。
栄養指導とトレーニングの両面からアプローチをして、
お客様のダイエット目標のお手伝いをさせて頂く資格です。
ある日のお昼休憩中、
パーソナルトレーナーをされている先輩の女性インストラクターとご一緒していて、
「パーソナルトレーナーを目指さない?
きっと向いていると思う。」
とお声をかけて頂きました。
その時から既に心理カウンセラーの勉強はしていましたが、
そのお話の中で先輩がおっしゃった『覚悟』という言葉が、
お話を聞き終えた後もしばらく頭を離れませんでした。
僕に圧倒的に足りなかったもの。
何年も前から、
「心理について勉強したい」であるとか、
心理カウンセラーというお仕事に興味を持ちながら、
時間や経済的な理由でなかなか踏み出せずにいました。
ようやく決心して勉強し始めたのに、
しっかりとした道筋を見つめていなかった。
『覚悟』が足りなかったのです。
くも膜下出血で倒れた母に、何もできなかった事を悔やみ、
二度と同じ痛みは背負わせないと誓った中学生の自分。
「死にたい」と思いながら自宅のベランダから地面と空を交互に見ながら泣いていて高校生の頃の自分。
自分よりも5歳も若くして、先に逝ってしまった後輩。
夢が叶って、さらにこれからという時に逝ってしまった友人。
尊敬する姉の存在。
たくさん大きく羽ばたいていく同級生達の存在。
母の営んでいた小料理屋で60代、70代、それ以上になっても楽しんでいらっしゃる人生の先輩。
どんな僕でもずっと見捨てずに声をかけてくれる友人達の存在。
全部、全部が今の僕に繋がっていて。
なのに、僕は全然本気で踏み出せていなくて。
悔しさと恥ずかしさで胸がいっぱいになっていきました。
『覚悟』を決めたその日が、
僕が心理カウンセラーになると決めた日です。
(大事な日なのに日付覚えてない・・・)
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