25年

子供の頃、
周りの大人達や友人達の様に、
どこか贔屓球団を作ろうと思ったのがきっかけでした。
正確な年数は覚えていませんが、
まだイチロー選手が「鈴木」という登録名で所属していた時代、
ただ紺色が好きだからという理由だけで応援し始めたオリックス・バファローズ。
当時はまだオリックス・ブルーウェーブという球団名でした。

応援し始めて何年か後、
1995年1月17日は僕の9歳の誕生日であり、
阪神大震災が発生した日です。
普段は朝テレビを観ない我が家でしたが、
その日はたまたま誰かが早起きしてテレビをつけていて、
悲惨な映像にショックを受けた事を今でも覚えています。

神戸を拠点としていたオリックスは、
その年のパシフィック・リーグで優勝。
「がんばろうKOBE」と印字されたユニフォームに身を通しながら躍動する選手達の姿にとても感動しました。
翌年も連覇し、
この1996年は日本シリーズも制覇しました。

あれから25年。
12球団で1番優勝から遠ざかっていて、
なかなか上位に上がれないシーズンが続くと、
応援する方もそれに慣れてしまったのか、
「生きている内に優勝は見られないかも」なんて思っていました。
しかし、近年成長著しい若手陣の奮闘やベテラン選手の仕事っぷりの良さ、
そして最後の優勝の時に現役メンバーであった監督の手腕で見事に優勝・・・!
他チームの結果次第だったので、
僕自身はその瞬間を知らず、
姉や友人から「オリックスおめでとう」と連絡が来て知りました。
胴上げシーンを観て思わず泣きましたね。
球団に関わる全ての皆さん、おめでとうございます。

スポーツに限らず『推しを応援する』というのは、
ひとつのモチベーションになる事はあるかと思います。
一方で悪い方にのめり込むと一緒に落ち込んでしまう心配もあるので、
程よい距離感で楽しみたいですね。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

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