期待しない

高校生の頃、友人関係で悩んでいた僕に
「人に期待して、裏切られたと思ってがっかりするのは自分の勝手」
というような言葉を母は言いました

その時は
何でそんな冷たいことを言うんだと思っていましたが
歳を重ねて様々な人間関係に触れて分かってきたように思います

自分が相手に対して持つイメージや期待は
あくまで自分側の感覚あって
相手には相手の生き方や感覚があって当然

そしてそれが100%合致するなんてことは
そうそうないこと

だからといって“期待をしない”とか“あきらめる”ということではなくて
期待の仕方を変えてみる”ということが大切なのかなと思います

人に対してだけでなく
様々な物事に対して
ある程度自分が抱いたイメージや期待と違ったときに
「なーんだ」と勝手にがっかりするのではなく
「なるほど、そうきたか」「あ、そっちね」「OK、想定の範囲内」くらいのオープンスタンスで受け入れて
「じゃあどうする?」とそこからの向き合い方を考えてみる

相手を変えるとか相手に期待をし過ぎるのではなく
自分の捉え方を変えてみる

受け入れる広さ選択の幅みたいなものが拡がるってことは
大いにあると思っています

それもまた気付きに
それもまた学びに。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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