夜は永遠?
誰もいない道
昼間はあんなに人も車も行き交っているのに
真夜中は誰もいない
静かで
朝に向けて
空気が澄んでいく音が聞こえるようで
なんだか自分が
この夜もこの街もこの世界も
独占できているような気分
夜が怖かったことがあった
自分だけがずっとここに1人
取り残されているような
朝はもう来ないじゃないかって
朝なんてもう来なくていいんじゃないかって
少し歩く
何かの工事をしている人達がいる
「ご苦労様です」って心の中で呟いてみたりする
夜も動いている
夜も生きている
それが何故だか
妙にうれしい
いつからだろう
夜が怖くなくなった
夜が心地好くなった
夜が繋がっているからって
気付いたからかも知れない
明日もあなたに会いたいって
思ったからなのかも知れない
色々な世界があって
1つの世界になって
私もまた
独りじゃないって気付いたからかも知れない
明日、大切な「おはよう」が言いたくて
今日、大切に「おやすみ」する
ばいばい
またね、夜。
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