自信を持つと

間違ったことをしているわけではないのに
一生懸命やっているのに
そんな自分に対して自信を持たないでいると
周りからの評価を正しく得られなかったり
不安に思われてしまうことがあったりします

“自信を持つこと”って
傲慢になるということではなくて
それ自体が大切な責任感であったり
相手からの信頼になったりするものなのではないかと思います

イタリアンバールでバリスタの仕事をしていた頃
上司に言われたことがありました

「人当たりも良いし、丁寧に正確に仕事をしているのに、姿勢1つで自信なさげに見えるから、もっとカッコつけた方が良い」

イタリアンバールって
カウンターが丸見えなんですよね

だからミルから豆を挽いてホルダーに落とし
それをプレスしてエスプレッソマシンにはめて抽出をし
ミルクをスチーマーで泡立てて注ぐ
その過程がすべて見られています

二子玉川駅の真横にあった
賑わいのある店舗に勤務していたこともあり
ときには行列で待つ人々にそれらを見られているということも

いつからか人の前に出ることや
目立つことが苦手になっていた僕には
最初はやはり自信のなさから
怖さや恥ずかしさがありました

けれどもその上司の言葉をいただいてから
意識や姿勢を変えていくと
明らかに変化していって
その上司だけでなく
長年通ってくださっていた常連様も気付いてくれていました

たとえば同じモノを使っていても
同じことをしていても
最後は“扱う人”の部分で変わってくるものがあると感じることは大いにあります

“自信を持つ”ということを
ポジティブに捉えることができたなら
それは相手への愛になり
そして自分にも返ってくるものなのではないかと
大げさではなく感じることが多々ありました

意識、姿勢、表情、目線、所作
これらは相互に繋がっていると思っていて

どれか1つ自分の中で
変えやすいものから
取り組みやすいものから
変えてみるということも良いのかも知れません

自信を持てないという方の
マインドセットや行動のヒントになりましたら幸いです。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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