気休めぐらいになればいいよ
そろそろ会うような予感がしていた。
会いに来てくれるような、
ばったりどこかで会うような。
僕の予感は、結構、当たる。
少し、悩んでる?
少し、疲れてる?
君が会いに来てくれるときは、
きっと、いつも、そんなとき。
でも、
決して口に出しては言わないね。
僕は、少し、意地悪だから、
ちょっと質問をして、
引き出してみる。
ほら、ね。
それでも君は、
はっきりとは言わなかったけれど、
その潤んだ瞳で分かったよ。
大丈夫。
周りのことを想う気持ちも、
周りの誰よりも一生懸命仕事に向き合う気持ちも、
とっても素敵で、
とっても立派だ。
大丈夫。
だから、
ときどき、
そんな自分を褒めてあげて、
ときどき、
僕に会いに来て、
ときどき、
そんな自分を許してあげて。
大丈夫。
僕は、
“気休め”くらいの存在で構わないからさ。
大丈夫、大丈夫。
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