生きてやろうじゃないの!

朝活をしよう。
そう思い立ち、
雪道を2~30分ほど歩いて、
朝からやっているスーパー銭湯に行ってきました。

朝はまだ陽は差していても、
突き刺さるような寒さですが、
その空気に触れながら浸かる露天風呂は、
身体を安らげ、心を引き締めてくれました。

 

たまたまテレビで流れていた『スッキリ!!』の中で、
ディレクターの武澤忠さんが東日本大震災で被災されたご自身のお母様・武澤順子さんを追い続けたドキュメンタリーが放送されていて、
「生きてやろうじゃないの!」という言葉は、
その武澤順子さんの発した言葉です。

長年連れ添った旦那様が他界されたわずか90日後に被災され、
浸水したお住まいは取り壊しが決定します。
思い出の詰まったお住まいが取り壊されていく姿をご覧になりながら涙を流されるシーンでは、
観ているこちらも涙なしには観ていられませんでした。

「死んだ方が楽だと思うこともあった」とおっしゃりながらも、
強く生き、
震災の経験を語り継ぎ、
詩や歌で人々を盛り上げていた順子さん。
共に暮らす“オイラ”という名の猫とのやりとりには、
ほっこりとさせられるものもありました。
⇒『生きてやろうじゃないの!』(青志社)
詩集 生きてやろうじゃないの!』(青志社)
温かくも心に刺さる詩がたくさん紹介されていますので、
こちらもぜひ。

 

まさか朝の露天風呂で涙を流すことになるとは思っていませんでしたが、
これもまた“生きてこそ”なんだと思います。

ここ最近、
ずっと思っていたこと。

別に強くなくたっていいし、
逃げたっていい。

生きてこそ、なんです。

 

きっとまだ出来ることはあるし、
きっとまだ頼れる人はいるし、
きっとまだ行ける場所はある。

 

暗い暗い闇の中で、
出口が見えなくて絶望しそうなとき、
そこにうずくまって、
泣いて、
隠れて良いから、
ただ、
生きてください。

 

そしてまずはゆっくり話を聞かせてください。
そのままのあなたで。

 

生きてこそ、泣ける。
生きてこそ、笑える。

 

生きてこそ。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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