はじめましての挨拶もないまま

全く知らない小学生くらいの少女に話し掛けられました。

「何でこの時間なのに、
ここ、こんなに暗いの?」

何のことだろうと思ったら
どうやら僕が立っていた後ろにあるお店が
いつもより早締めしていた模様。

決まった曜日にそこを通る彼女は
そこからしばらく止まることなく話し続けました。

僕は見知らぬ少女に『キミ』呼ばわりされながら
ずっとワクワクしながらお話を聞かせてもらっていました。

本当にただ
自分について淡々と話す彼女は
満足いったのか時間が来たのか
突然「じゃあね」と言って去っていき
しばらく僕は半笑いで立ち尽くしていました。

昔から
老若男女
見知らぬ方によく話し掛けられたり
写真を頼まれたりすることがよくあります。

最近はよく子供や赤ちゃんが寄ってきたり
散歩中のペットが寄ってきたりすることがよくあります。

何か匂っているんですかね。

どの場合も
たいてい僕は嬉しくて笑顔になれるので
何かパワーを引き寄せている様なそんな気持ちになります。

コロナ禍でマスク姿であっても人は人だし
イヤホンしていたって
ダテ眼鏡をしていたって僕は僕で、

寄ってきてくれたその温かさが
また僕を作ってくれると思うと
人や命の繋がりに感謝せずにはいられません。

今日はまた
夜空に向けて
静かに「ありがとう」を呟いて
眠りにつこうと思います。

本当に
本当に

ありがとう。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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