子供達の視点
ある日
お母さんと一緒に歩いていた3~4歳くらいの女の子が
何かを指さして「カサイホウチキ」と可愛い声で呟きました
ん?と思ってその先を見ると
確かに火災報知器が
「火災報知器が好きなの?」と聞いてみると
ちょっと嬉しそうにもう一度「カサイホウチキ、ジリリリ」と
「鳴ったのも聞いたことあるんだ?」と聞くと
今度はお母さんが「鳴ったのは聞いたことないと思うんですけど、
なぜか火災報知機に興味があるみたいで・・・」と恥ずかしそうに
単純に赤く光るものに興味を示しているのかなとも思いましたが
もしかしたら幼稚園かどこかで
「これはカサイホウチキ。
さわるとジリリリってなっちゃうから
さわってはいけません」
なんて教わっていたのかなと思ったり
そのあとに扇風機を見て「センプーキ」と呟いていたので
機械が全般的に好きな子だったのかも知れません。
また別のある日
2~3歳くらいの男の子が
お母さんの後ろで点字ブロックに沿って歩いていました
点字ブロックの切れ目で
少し先を歩いていたお母さんの元に走っていくのですが
何かが気になったようでまた戻ってくる
しゃがみこんで「ここ割れてる」
って教えてあげていました
僕もいい年して
床のタイルとか模様に沿って歩いたり
横断歩道の白線部分だけ歩いたりしてしまう癖があるので
子供のこの感じってすごくわかるなぁと思いながら通り過ぎました
20歳を越えた辺りからずっと子供は好きですが
ただかわいいというだけでなく
その小さな身体をめいっぱいに使って
大きな心で色々なものに触れていく姿がとても魅力的で
いつも勉強させられています
スポーツインストラクター時代に
子供の体操スクールやスキースクールでの指導をしたり
プール監視やキャンプ引率などもしましたが
体力と時間さえあれば
もっともっと一緒に遊びたかったし
感じるものに触れていたかったなと常々思います
僕自身は小さな子なら股をくぐってしまう程の身長ですが
しゃがみこんだり座って抱きかかえたりして
同じ高さからその視線に見えるものや感じるものを興味を持って尋ねると
本当に生き生きと楽しそうにお話してくれるのが好きで
仕事を忘れそうになることも多々ありました
心理カウンセリングでは
お子様との親子カウンセリングや
親御様からご依頼を頂いてのお子様へのカウンセリングを承っています
大人と子供の両方の視点から
共に感じ、考えてみる時間としてご利用いただけますと幸いです。
投稿者プロフィール
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ご覧いただきありがとうございます。
ここがあなたの心の寄り処になれますように。
榊原一樹のプロフィールはこちらからご覧ください。
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