その瞳に映る世界が素晴らしいものである様に

高校生くらいまでは、
子供が苦手でした。
うるさいとか邪魔臭いとか面倒臭いとか、
そんなとんでもない発言をしていたように思います。

大人からすれば、
高校生の僕だってそう見えていただろうに。

 

何か特別なことがあったという訳ではないのですが、
いつからか子供が大好きになりました。
社会に出て働き始めたくらいからですかね。

もともとヘラヘラしているからなのか、
子供が寄ってくるというのはありましたし、
いとこやはとこ、後輩といった年下の人との付き合いでも、
ありがたいことに懐いてもらえることが多かったように思います。

スポーツクラブでお仕事をさせて頂いた時も、
体操教室で一緒に運動したり、遊んだり、
夏のキャンプや冬のスキー旅行で長い時間を共にしたり、
いつだって全力のパワーでぶつかってきてくれる子供達との時間は、
体力的には相当な疲労感があとから押し寄せてきますが、
心はすごくあったかくなって、
エネルギーをもらえたりするものだなと感じていました。

 

最近はすっかり関わることも減ってしまいましたし、
コロナ禍で「かわいいねー」なんてほっぺたをぷにぷにさせてもらうなんてことも、
気軽にはできなくなってしまいました。

先日、
とあるバス停でバスを待っていたら、
お母さんと一緒にバスを待っている男の子がすごく元気におしゃべりをしていて、
僕が思わず笑ってしまったら、
その子はますます元気になって一緒におしゃべりをしました。
お母さんは申し訳なさそうにしながら、
「うるさい」なんて苦笑交じりに叱っていましたが、
僕の方は大歓迎なので、
バスが来るまで楽しい時間を過ごさせてもらいました。

次の日にも、
とある飲食店で、
ウサギの置物を撫でている男の子がいて、
かわいいなと思って見ていたら、
僕の視線に気が付いてテンションが上がったのか、
ウサギの真似らしきことをしてくれて、
だんだんそれが激しくなってきたものですから、
ご家族も焦ってしまうくらいでした(笑)

 

子供に好かれる人は、
話しかけやすいとか人が寄ってくるオーラを持っているなんて言われますよね。
赤ちゃんやご老人、動物にも好かれるとのこと。

思い返してみれば、
電車の中で遭遇したベビーカーに乗った赤ちゃんが、
親御さんより僕をじっと見つめていたり、
知らない方に道を聞かれるとか、
知らないご老人に話しかけられるとか、
思い当たる節はいくつもありました。

 

心理カウンセラーとして働く僕としては、
嬉しくてありがたいことです。

 

人がいて、
その人の笑顔が見られること。

それが僕にとっての何よりのエネルギーなので、
取り繕うことなく、
本当の自分で向き合い続け、
愛のあるパワーを受け渡し合えたら幸せです。

 

かわいらしい子供たちを見ながら、
その瞳に映る世界が、
きっと、
もっと、
ずっと、
素晴らしいものであるように願い、
行動し続けることを胸に誓う日々です。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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