双方から
カウンセラーになる前から
職場などで人から相談されることが多かった中で
その当事者の双方から話を聴かせていただくことがよくありました
片方から話を聞くと
「それは大変だ」
「なんてひどい・・・」
「それは相手が悪いね」
って言ってしまうそうなところ
もう一方から話を聞くと
「あれ?聞いた話と違う」
「そういう意図だったのか」
「相手の方が悪いじゃないか」
なんてなることも
お話を聴かせてくださった相手は子供から年配の方まで様々ですが
人が自分を守るというのは
少なからず誰にでもあることだと思いますし
そのために解釈や説明に色がついてしまうことはよくあることなのかも知れません
大切なのはどちらが良いか悪いかとか起こった事実そのものよりも
その中にあるそれぞれの“心の真実”だったり
コミュニケーションの中で生じた掛け違いが
どこでどんなふうに生じたのかということだったりします
なのでお話を聴く時に気を付けているのは
出来る限り双方から同じだけ聴くということ
起こってしまったことは戻らないし
出てきた感情や言葉も消せるものではありません
だとすると大切なのは
ここからどう考え、どう行動するのかというところ
もう出来ることはないと諦め、閉ざす前に
どうか小さなことからでも、“出来ること探し”の積み重ねを。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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