絶対

『命あるものはいつか必ず終わりを迎える
それ以外に世の中に“絶対”はない』

子供の頃に聞いた言葉で
忘れられない言葉のひとつです

子供心だと「何それ?なんか怖い・・・」みたいな印象でしたが
歳を重ねてくると本当にそうだなと感じることが多々あります

カウンセリングを通してお話をお聴きしていく中でも
「夫婦(家族)だから」「家族(夫婦)ってこういうものだから」
といった発言をされる方もいらっしゃいますが
そもそも夫婦といえども一他人であり
家族といえども個体としてみれば一個人です

誰かが作ったイメージや枠組みに
「こうでなければいけない」「こうあるべき」
といつの間にか縛られてしまって
自分らしさや相手らしさを閉じ込めてしまっているとしたら

それは
その先にあるふたりやそれ以上の関係に
弊害をもたらしてしまっているかも知れません

もちろん
「それで良い」(できれば「それが一番良い」)
とご自身が思っていることが大切であり
それは誰かに決められることではありません

それも含めて“絶対”という概念はないと思っています
“絶対”がないということは不安にもなるかも知れませんが

逆に捉えれば
それぞれが寄り添ったり擦り合わせたり変化したり補い合ったりする余地があるということ

何度でもお伝えしますが
まずは【ご自身を大切にすること】
その上で様々な関係において【こまめに確認し合うこと】

自分を想うということが相手を想うことにも繋がるし
相手を想うということが自分を想うことに返ってくる

そんな風に優しく柔らかく紡ぎ合えたら良いなと思います。

絶対

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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