“不満がないこと”と“満足していること”

先日、特に不満があったわけではないけれど、
スケジュールの関係でちょうど良い時に予約が取れなそうで、
かといってもう我慢するには厳しいかなと思ったので、
思い切って美容室を変えてみました。

自分としては美容室や病院を変えることって、
なかなか勇気がいることだと思っています。

イメージ通りにしてもらえるかな?
お店の雰囲気はどうかな?
担当してくれる人は優しい美容師さんかな?
などなど不安は多々。

どきどきしながら足を踏み入れたのですが、
入った瞬間に大丈夫だなと思ったのが、
担当してくださる美容師さんの声と表情。

まず、声。

好きな声というか、
自分の耳に合う優しい声だなと感じました。

自分がカウンセラーとして相談者様と向き合っている時は、
もちろん全く気にならないのですが、
プライベートだと音楽と同じで好みはあったりします。

そして、表情。

マスク越しなので、
ほぼ目しか見えていないですし、
お仕事柄、営業スマイルというものを無意識でも心得ていらっしゃるとは思いますが、
とても優しい目だったので「あ、大丈夫そう」とホッとしました。

席に着いてざっくりとしたイメージをお伝えしたのですが、
なんとなく自分でも気になってはいたけれど伝えてはいなかった部分に関して、
美容師さんの方から「こうするともっと良くなる」といった具体的なイメージを繋いでくださいました。

まだ切り始める前のこの数分でこちらの気持ちを落ち着かせてくださるのは、
さすがプロ。

ありがたさと「勉強になります」という気持ちと。

ここからはたまたまの相性的な話にもなるのですが、
カラー中に読む物としてオススメしてくださった漫画(『ブルーロック』と『ブルーピリオド』)が、
ちょうど自分が読んでみたいと思っていた漫画で、
思わぬ形でテンションが上がりました。

サッカー漫画の『ブルーロック』を選び3巻まで読破。
先が気になるのでこちらのお店へ通うことがここでも確定(笑)

さらには選べるシャンプーの香りに、
近年ドハマりしているムスクがあったり、
ヘアオイルもとっても良い香りだったり、
オーガニックカラーで髪がきしむ感じも全くなかったり。

おそらくちょっとにやけて歩いていたのではないかというくらい
良いことずくめで幸せな気分のまま帰路につきました。

“不満がないこと”と“満足していること”ってイコールではないんだなと感じると共に、
何気ない気遣いや小さな気付きの大切さにあらためて感動した体験でした。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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