成り立ちを知る

子供の頃には
おもちゃを解体してみるとか
これはどう作られるんだろうみたいなことには
あまり興味がなかったのに

大人になってから
むしろ30代に入ったくらいから
何かモノができる過程
たとえばあるお菓子の工場の製作工程であるとか
ある建築物で作業工程あるとか
アニメやドラマなどの制作現場とか
あるいは植物や動物が育っていく姿など
そういう過程を知ることに興味が強くなりました

仕組みを知りたいというか
成り立ちを知りたいというか

ネットで工場の内部の動画を探したり
テレビで“裏側公開!”みたいなワードがあると
内容が何であれ迷わず録画して観たり
建築中もしくは解体中の建物が通り道にあると
毎日しっかりと見つめてしまいます

心理のお仕事をしていると
人についてもより深く知りたいという気持ちが強くなります

今ここに至るまで
どんな環境で
何があって
何を思い考えて選んでこられたのか

モノも人も
心も身体も
知ることでより良さが分かったり
現状からこれまでの苦労を想うことができたりする

何ひとつとして見逃せるものはないし
誰一人として同じ歩みはなく

そこにあらためて
命の尊さみたいなものを感じます

敬意を持ちながら好奇心や興味を持つ

少しややこしい表現かもしれませんが
そんな尊重の仕方があっても良いのだと思っています

それはどんな風に今の形になったのでしょう?

あなたはどうやってここまでいらっしゃたのでしょう?

誰かや何かのことだけでなく
自分のこともそうやって理解していくのも大切なのかも知れません。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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