あれはあの人のなりの優しさだったんだ
ずーっとあとになってから
「あぁ、あれはあの人なりの優しさだったんだ」
「あの人なりに努力していたんだな」
「これってこんなに大変だったんだ」
なんて気付くことがあったりします
親や保護者だって
先生だって
先輩だって
大人だからって
みんなみんな全部を素直に
全部を分かりやすく
全部を優しく伝えられるとは限らなかったりします
不器用で
不安定で
気持ちが迷子になることだってあったりします
自分がその方々と同じくらいの歳になったり
誰かに伝える場面に立ったとき
あらためて気付かされたりします
あの日、受け取れなかったありがたい言葉
あの日、拒んでしまった温かさ
今ならありがたく頂戴できるのにな…って
何を見るでもなく夕陽の空を見上げてみたりします
あの日の自分も
あの日のあの人も
否定する必要はまったくありません
ただ
もしも伝えられる相手がいらっしゃるならば
伝えてみてはいかがでしょう
今度はお相手が素直に受け取ってくれないかもしれないけれど
その「ありがとう」はきっと無駄なものにはならないんじゃないかと思います
想いを大切に
言葉を大切に。

投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
-
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