誰かに感動した話を教えて下さい(くれたけ#256)
今日のブログは
くれたけ心理相談室の本部から出される毎月のお題に答えるシリーズ
8月の1つ目にお答えします
副題に
【人生の中の人との関わりで、とっても嬉しかったこと感動したことをお裾分けしてください】
とありましたので
20代半ば頃にお世話になった上司との思い出を書かせていただきたいと思います
東京•渋谷のとある飲食店に勤務していたのですが
駅ナカに位置していたこともあり
かなり忙しくスピードも精度も厳しく求められる店舗で
偉大な先輩達が抜けていった後に
自分にも他人にも厳しくなってしまっていた自分
途中から配属されたその上司に対して
初めは不安を感じていたというか
信用していなかったところがありました
けれどもその上司は
僕が大きなミスをしてしまったり
周りのスタッフさんともめてしまった時など
いつもいつも大きな懐で
怒りはせず
けれども正しい言葉と笑顔で
「責任は俺が取るから、お前は思い切ってやれ」
「大丈夫だから」とおっしゃってくれた方でした
そんなことを言ってくれる人がいることに驚きと共に感動して
その頃から僕の“とがり”のようなものが抜けて丸くなっていったように思います
色々と思い出すだけでも
頭が上がりませんし
目が潤んできてしまうのですが
1番感動したのは
そのお店が建物の都合で閉店したあと
僕が幹事をつとめてみんなでお別れ会をした時のこと
卒業式に見立てて
スタッフ全員分の卒業証書を用意して
店長に読んでもらい手渡しをしてもらうという流れで
涙もろい僕はそれぞれに言葉をかけながら渡している場面をずっと目を潤ませながらサポートをしていました
店長はずーっと“らしい”笑顔で対応していたのですが
1番最後に僕の番になった時
初めて言葉を詰まらせて
泣きながら読み上げてくださったのです
「店長、それはずるいっす」
「うるせぇ」みたいなやりとりをしながら強く握ってくれた手、声、表情、温かさ
10年以上経った今でも
深く強く心に刻まれています
その方と出逢って僕は大きく変わりました
その方と出逢わなければ
今のように誰かに“大丈夫”という言葉を
全身全霊をつくしてかけられるような人間にはなれなかったと思います
以上
感動した思い出をシェアさせていただきました。

投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
-
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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