大きい音が苦手だったのに、ライブフェスでベース音の心地好さを知る

以前に『トラウマのようなもの』という記事の中で
“突然出る大きな音が苦手”という話をさせていただきました

雷や花火のように
目で見ていればある程度タイミングが予測できるものでも驚きますが

映画やテレビの爆破シーンなどでは
分かりそうなものなのにビクッと驚きますし

クラクションの音や電車の汽笛のように
自分に関係ないところ(他の誰かに向けられたもの)で出された音には
あまりにも驚いて鼓動が落ち着かなくなるほど…

先日もちょっと変わった通知音を設定されている携帯電話が近くで鳴り
声を出して飛び跳ねるほどにびっくりしてしまいました

10代の頃からそうだったので
音楽ライブにも苦手意識があったのです

それが2010年
横浜に住んでいた当時
聴いていた音楽や友人の影響などから
年末に幕張で開催されているカウントダウンシャバンというフェスに行ってから
印象が変わっていきました

あちこちで音楽が流れている状況への楽しさや
会場の薄暗さもあったかと思いますが
音量はすごく大きいにも関わらず
ベース音やドラム音が心地好くなって
立ちながらウトウトしてしまったのです

一定のリズムを刻んだ音というのが
リラックス効果を生んだのかも知れません

「大きい音が怖くないどころか
むしろ心地好くなっている」
そんな気付きに嬉しくなったことを覚えています

苦手なものも
時間が経つと克服できていることがあったり
苦手な中にも
全部が全部ではなく
例外があったりするんですよね

完全にシャットアウトせず
救済策を用意しておいたり
誰かに付き添ってもらったりすると
新たな楽しみや喜びに気付けることもあるかも知れません。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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