その目に光を見る

カウンセラーの仕事を始めさせていただく前から
年齢性別問わず
人から相談をしていただくことが多い人間だったように思います

高校生でアルバイトをしていた頃から
接客業に関わることが多かったこともあってか
友人や同僚だけでなく
お客様から悩みを打ち明けられることもよくありました

自分自身が“お話をする”ということも好きでしたが
好奇心旺盛な性格も手伝って
今なお“お話を聴く”ということが
どんどん好きになっていっているように思います

どんなお話を聴かせてもらえるんだろう?
今この人はどんな気持ちなんだろう?

本当はこの人はどうしたいんだろう?
どんな風に言い換えたら、
ご自身の本心に気付けるだろう?
どんな言葉を届けたらもっともっと良くなるだろう?

もはや“傾聴”というものが
自分の人格の一部になっているのではないかとすら思ったりもします

様々なお悩みを聞いてきた中で
相談をしてくれた方の目に
光が宿るのを見ることがあります

もともと光はあるのだけれども
悩んでいたり苦しんでいる時には
少し翳っていたり霞んでいたりするのが
輝き直すというか力を宿すというかそんな感覚でしょうか

そこに立ち会えた時って
ご本人以上に嬉しかったりして
あとでひっそり1人で空を見て
嬉し泣きをしたりしてしまいます

何度もお伝えしてきましたし
これからも何度もお伝えしていくと思いますが
“はなすこと”って本当に大切なんです

“はなすこと”って
ただ“話す”だけじゃないんですよね

それぞれのより良い人生の歩みのために
もっともっと受け取れる場所
もっともっと開ける場所でありたい

そしてカウンセリングというものの素晴らしさが
もっともっと広まっていくように
これからも活動していきたいなと
あらためて思うのでした

引っ張ったり
こじ開けたりはいたしません

今もしも迷われている方がいらっしゃったら
どうかこわがらずに
踏み出していただけたら幸いです。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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