冷めても美味しい
食べ物でも飲み物でも、
作りたてを温かいうちにいただく良さは、
その物の温度以上に暖かく感じるものだなと思います。
一方で、
冷めても美味しいものもありますよね。
僕が好きな深煎りのコーヒーもそれで。
もちろん、
温かいうちにいただくと、
風味やコクがずっしりと感じられて、
「沁みるぜ・・・」と心の中で呟きます。
ある時、
作業をしていたり、
読書をしていたりして、
そのコーヒーが冷めてしまって、
温め直そうか迷いましたが、
僕はあえてそのままいただきました。
そこには先程とは違う、
深みの中に感じる“甘さ”がありました。
以前にご紹介したboiler®さんの、
フレンチプレスでいただいたコーヒーについても、
冷めたあとの甘みも楽しめるとメニューの説明書きに書かれていました。
「苦いコーヒーの中に甘み?!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
物は試し。
ぜひ体感されてください。
人の想い、
人の心もそう。
熱々なときには見えなくなってしまっている感情があったりします。
ちょっと突っ走りすぎかなと思い直して、
少し冷めるのを待ってみるのも良いかもしれません。
それから、
そのまま行ってもよし。
やり方を模索してみてもよし。
方向転換してもよし。
心は熱く、
頭は冷静に。
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