両方から見聞きすることの大切さ

ある人間関係(AさんとBさん)の問題について
先にAさんから事情をお聞きして

しばらくしてから
その時の状況を見ていた第三者(Cさん)から
別の機会にお話を聞くということがありました

僕にとっては皆さんが顔見知り

Aさんからだけ話を聞いた段階では
Bさんが悪いというような印象を受けそうな内容でした

そもそもあまりBさんのことをよく思っていないAさん
本筋から少しずつBさんへの悪い印象を持ちかねない話へと逸れていくような感覚がありました

お話は受け止めつつ
プライベートな場面のことだったので
そこまで深く考えてはいなかったのですが
たまたまCさんにお会いした時にその話になって詳細や印象を聞いてみると
Aさんからお聞きした話とは少し解釈が違うものでした

その事柄に関して言えば
Aさんに非があったとも思える内容ではあったものの
僕はその現場にいた訳ではないので
事実はわからないというのが正直なところです

ただ
やはり双方からお話をお聴きして
全体を客観的に観る視点って大事だなと感じたことを覚えています

当相談室では
ご夫婦やカップルのおふたりカウンセリングや
親子や家族のカウンセリングも多く承っていますが
その中でも当事者皆様からお話を聴くことの大切さを感じることがよくあります

同じ事実でも
した側とされた側では解釈が違ったり
そこに至るまでそれぞれに理由があったりします

たとえば相手を想ってしたことが
逆効果になってしまうことがあったり

相手なりにやろうとしてくれていたことに対して
自分はそうしてほしいわけではないということを伝えられず
相互理解ができないまますれ違っていたり

同じ想いはあるけれど
歩みのペースが違うことで
本当は同じ方向を見ていることに気付けていなかったり

第三者であるカウンセラーが
双方や当事者皆様からお話をお聴きし
まとめたり擦り合わせたりすることで
それぞれに気付きが生まれたり
誤解が解けたりするシーンをお見受けします

プライベートでの出来事から
あらためて両方から見聞きすることの大切さやフラットに物事を見ることの大切さを感じさせていただいたのでした。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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