わたしの彼は

2022年2月8日 2022年2月8日榊原一樹

榊原一樹

左利き。

世界の人口の約10%が左利きだそうです。
宗教上の理由などで右利きに変えられたりする人がいるものの、
この割合は6万年ほど前から、
ほとんど変わっていないと言われています。
人間の進化、脳の発達の影響があったようで、
200~250万年ほど前は石器などの調査から40%もいたのではとの研究もあります。

僕は、主に、左利きです。

最近、
特に理由もなく、
筆ペンで字を書きたいなと思ってアイキャッチ画像を手書きにしてみたのですが、
そういえば左利きって習字が大変なんだよなと思い出しました。

字の書き順やハネってそもそも右利きの人が書きやすい様に作られているので、
左利きの人が習字で字を書こうとすると手首は変な向きに曲がります。
そして、書きながら自分の小指の下のふっくらした部分で字を汚してしまいます。
小学校の先生が後ろから手を持って教えてくれようとした時も、
「ごめん、わからないや！」って諦められました(笑)

習字に限らず、
国語以外の科目では字をたくさん書いていると、
小指の下のふっくらした部分が真っ黒になっていくんですよね。

さて、
僕は“主に”左利きと書きました。
全部が全部ではないんですよね。

字を書く、
ごはんを食べる、
調理するなどメインは左。

はさみは右。←これは使い始めた当時、手元に左利き用がなかったためと思われます。
カッターは左。
なので同時に両手で2か所切れます。
(ただただ危ない)

歯みがきは左。
パソコンのマウスは右。←これも道具の影響？
なので歯磨きながらスクロールできます。
(だからどうした)

スポーツがややこしいです。
野球だと右投げ左打ち。
投げること自体は両方でできる。
卓球は左。
バドミントン、テニスは右。
ボーリング、ダーツは両方。
足は右なので、
長年やっているバレーボールは右打ちなのですが、
本当は左の方がミートが良い。

スポーツに関してはやってみないとわからなかったりもして、
それはそれで楽しいです。

右利きの方は気付かないかもしれませんが、
ドアノブとか駅の改札とか、
色々な生活面で右利き用に設置されているものって案外多くて、
左利きは無意識にストレスを抱えていたりするそうなんです。
僕は何でも面白がっちゃうマンなので、
言われない限り気付きませんでしたが(笑)
日常的なストレスのせいか、
右利きの方よりも早死にするなんて話が出ていたこともありました。

宗教的な理由で右利きに直される人などもいますが、
日本でもそういうことはあったようで、
僕は両親が共にそのタイプでした。
抜けきらない左利きの部分がそれぞれ違ったりして、
準右利きの姉と4人でバラバラだったのは面白かったですね。

飲食店で左利きを見かけたり、
テレビで有名人の方が左利きだと、
勝手に仲間意識が出てきます。

皆さんや周りには、
左利きの方はいますか？
これって左利きだと大変なのかななんて、
ちょっとだけ思ってくれたら嬉しい限りです。