してもらったこと してあげたこと
人は
自分のしてもらったことの35倍
自分がしてあげたことを記憶していると言います
してもらったこと
つまり“親切を受けた状態”というのは
少なからず『借りがある』という認識が含まれ
無意識に心の重荷になっているため忘れてしまいやすく
してあげたこと
つまり“善を売ったこと”というのは
心地良いことなので強く心に残ると言われます
内観療法という心理療法の中でも
自分や他者への理解・信頼を深め
自己の存在価値・責任を自覚することによって
社会生活を改善するといった目的で
身近な人に「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」を
繰り返し思い出すという手法があります
「自分ばかりが」
「こんなにしてあげているのに」
「何もしてくれない」
「裏切られた」
などの感情に支配されてしまうそうな時は
この35倍の原則を思い出してみてはいかがでしょう?
もちろん人それぞれだとは思いますが
少し感じ方が変わるかも知れません
かの石原裕次郎さんがこんな言葉を残されています
『人の悪口は絶対口にするな。
人にしてあげたことはすぐ忘れろ。
人にしてもらったことは絶対忘れるな。』
少し言い回しはお強いですが
素敵な言葉ですね
カウンセリングの中でも
ご自身やパートナーとのやりとり
思考や感情について一緒に考えていくことができます
確認してみたいとき
見直してみたいときなど
どうぞご活用ください。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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