最後まで聴く
「うんうん、分かった。そういうことね。」
そうやって分かったつもりになっていたけれど、
聴けなかったその先にもう1つ大切の思いが詰まっていたりする。
人と人とのコミュニケーションは、
少しでも早くたくさん答えて次に進む早押しクイズではないから、
ときには待つことも必要だったり、
同じ言葉を何度も聴くことが必要だったりする。
すぐに100%理解はできないかも知れないし、
そもそも他人を100%理解しようとすること自体が難しいのかも知れないけれど、
出来る限りしようとする気持ち、
そういう思いや考え方もあるんだって知ろうとする構えってとても大切。
相手が言い淀んだその先に何があるんだろう?
涙で詰まって言えなかったあの日のあの言葉の続きは何だろう?
何度もぐるぐる巡っているあの思いの中には何があるんだろう?
どうしたら言ってもらえるようになるだろう?
どうしたら聴けるだろう?
自分にもそうやって問うてみる。
何度も折れたり破れたりしても、
また優しく重ね合わせたり、結んで繋いでいけばいい。
あなたとわたし。
“ふたり”がまだ確かにここに在るのだから。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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