数字やデータだけでは分からないもの

飲食店で長年働いていたので
数字やデータって
毎年、毎月、毎週、毎日 目にしていましたし
お店を運営していく上で
大切なものであるのは確かでした

けれども
その時々のお店の雰囲気
それはお店そのものの雰囲気もそうですが
世間やお客様の空気感
スタッフの調子や関係性などは
数字やデータだけでは示さないものがたくさんあります

僕はどちらかというと
そういうことを意識する方が得意で
実際それらが良くなることで
売上が後からついてくるということもあったりしました

それらはやはり現場で
この目で見て、この耳で聞いて
この肌で生身のものを感じ取ることが
何よりも重要だと感じます

心理カウンセラーになってからも
ご相談を通して同じように感じることが多々あります

ちょっとした言葉のチョイス
変化した声色
動いた目
迷った表情

ご相談内容を文字で読むだけでは測れないことを
ただ先例や教科書に当てはめて考えるだけでなく
どう観て、どう聴いて、どう感じていくのか

それこそが
生身の心理カウンセラーの存在意義だと感じたりもします

人のこと、心のことには
きっと終わりがなくて
これからも時代の流れと共に
様々な変化をしていくものと思っています

ずいぶん前に『考えるし、感じる』というブログの中でも書きましたが
もちろん知識を積み
頭で考えていくことも大事にしながら
存分に五感を使って
感じていくことも引き続き大切にしていきたいなとあらためて。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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