HSP

Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)
=環境感受性あるいは感覚処理感受性が極めて高い人。

 

特徴的な4つの性質「DOES」
 D:Depth of Processing/深く処理をする
簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる

 O:Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい

 E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい

 S:Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく

⇒『心が疲れやすくて生きづらい・・・それは「HSP」かもしれません』より

 

約5人に1人は持っていると考えられている『性質』で、
『病気』や『障害』ではありません。

 

僕自身、
昔からとてつもなく感覚人間だったのですが、
この『性質』を知ったのは、
わりと最近のこと。

ほとんどの項目に当てはまっていて、
思わず笑ってしまいました。

 

僕の場合は、
突然出る大きな音が苦手だったり、
白熱灯の強い光が苦手だったり、
遠くの音や匂いを拾ってしまったり、
刺激系にとてつもなく敏感です。

東京でお仕事をさせて頂いていた頃は、
人混みを歩く時のとてつもない量の声や音、匂いがどんどん入ってきてしまって、
その場にうずくまったり、
いったん隅っこで目を閉じたりなんてこともありました。

ただ、僕はこれらの感覚や感情を、
ちょっと楽しんでいたようなところがありまして、
漫画の主人公にでもなった気分でポジティブに捉えていました。

聖徳太子ばりにいっぺんに色んな人の話が聞こえるし、
お洒落な間接照明が好きですって言えるし、
人が気付かないものに気付けるんだぜ。と。

そして無意識に、対策として、
耳栓をするとかイヤホンで好きな音楽を聴いて外からの音をシャットアウトしたり、
年中ほぼ伊達眼鏡をしていたり、
真夏以外はほとんどマスクをして移動したりしていたので、
自分でコントロールもできていたのかなと思います。

感情移入しすぎて涙もろいことだけは、
年々加速していっている気がしますが。

 

日本人はより繊細と言われていて、
何かしら1つは誰でも当てはまるとも言われているそうです。

現在では、
有名人の方も公表されていたりして、
ある意味、身近なものとして捉えられているかもしれません。

 

逆境を楽しむ、とまでは言いませんが、
ご自身やパートナー、ご友人、同僚の方などの『性質』を知って、
対策を取るというのはとても大事なこと♪

お悩みの方は一緒に共感ポイントを話し合える相手がいたり、
乗り越えるコツを教え合える仲間がたくさんいることを知って、
少し安心していただけたらなと思います。

 

参考文献
◎「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

榊原一樹のプロフィールはこちらからご覧ください。

コメントはこちらへお願い致します。