言葉にしてみること

2022年4月3日 2022年4月3日榊原一樹

榊原一樹

電話じゃなくて、
文字で伝えられるってことも、
本人からしたら電話じゃなきゃ伝えられないことかもしれない。

すごくへこんだのであれば、
話を聞いて言語化する作業を一緒に手伝うと、
表現とかへの栄養にもなる。

こうおっしゃっていたのはSKY-HIさん。
AAAのメンバーで、
ラッパーやシンガーソングライターとしてだけでなく、
ご自身で音楽レーベルを立ち上げ、
音楽プロデューサーとしてもご活躍されています。

昨年、
私費でオーディションを開催され、
新たなボーイズグループ『BE:FIRST』が結成されたことも話題になりました。

そのBE:FIRSTが日本テレビ系『MUSIC BLOOD』という番組に出演されていたとき、
メンバーが「電話で話を聞いてくれる」というエピソードを公開され、
そうする理由というのをSKY-HIさんご本人がインタビューでお答えになっていたのが上記の言葉です。

心理カウンセリングにおいても、
言語化というのはとても大事なことで、

モヤモヤした気持ちもまとまらない思いも、
さらには自分では気づけなかった本心も、
言葉にしてみることで形になっていくことがあります。

そこには、
どうしてそう思うのか、
どういう経緯でそう思うようになったのか、
何がそれを阻むのか、

そして、
最終的にはどうしたいのか、
どうなることを望むのかというように、

ひとつの幹からどんどん枝分かれして、
思いの木が姿を現していくことがあり、
それにご自身が気付かれるというのがとても大事なこととなります。

SKY-HIさんはオーディションの中でも、
メンバー達に熱く語りかけるシーンや、
共に涙したり笑い合ったりするシーンが多く、
とても素敵な方だなと思いましたが、
この発言の中でも「言語化する作業を一緒に手伝う」という表現をされていたのが印象的で、
横に並んで寄り添う立場を取る姿勢がメンバーにとっても良い影響を及ぼしているのではないかと感じました。

ご自身の思いが分からなくなったとき、
分かっているけれどあらためて確認したいとき、
言語化する作業をお手伝いします。

そのままのあなたで、
ここにいらしてください。

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