有言実行
スポーツインストラクターのお仕事をさせていただいていた時に
僕が受け持つあるレッスンに参加してくれていた方々とお話をする機会があり、
当時を思い出しながら懐かしんでいました。
前の担当から切り替わる時に僕が、
「まだまだ勉強中の身ですが、○○さんとはまた違った形で、皆さんにご満足いただけるように努力していきます」
というようなことを言っていたようなのですが、
言った僕本人はもうすっかり忘れておりました(笑)
フィットネスクラブのレッスンってある程度マニュアル通りのものもあれば、
インストラクターの裁量で調整をできるものもあったりします。
僕は午前から夕方の時間帯に勤務していたので、
意識していたのは“その時間に参加される方(それぞれ)に合った強度”というところでした。
ゆるすぎて物足りないと感じられてはトレーニングの意味がないし、
きつすぎて身体を痛めては元も子もない。
また、人によって筋力や体力の個人差やモチベーションの違いもあるので、
強度の調整も可能なメニュー作りが必要。
そんなこんなで4週ローテーション3か月スパンのメニューを必死に考え、
自分で試してリハーサルをたくさんして毎週臨んでいました。
前の担当が人気のインストラクターだったこともあり、
プレッシャーはありましたが、
意欲を持って参加してくださる方々が真剣に説明を聞いてくれ、
一緒になって、時には楽しみながら励んでくれる。
そんな姿はとても心が打たれましたし、
やり甲斐となり、こちらもさらに勉強を重ね、また共に励んでいく。
直接だけでなく、
お客様アンケートでもお褒めの言葉を頂いたりして、
レッスンのそのものへの評価や興味が上がったことがとても嬉しかったのを覚えています。
ひとりひとりに向き合い、
心を聴き、
何ができるかを考えるというのは、
心理カウンセラーの仕事にも大いに通じる部分があります。
「ちゃんと言ったことを実行してくれていた」
「4年経った今でもあの言葉とレッスンを忘れない」と言ってくださり、
それは僕にとって今にもこれからにも繋がる大きな励みとなりました。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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