良い癖として捉えていく
以前、何かのSNSで話題になっていた『職業病』について考えていた時に、
長らく接客業をやっていた僕は、
・見知らぬ人でもすれ違う人と目が合ったら会釈してしまう
・人に道を譲り過ぎてなかなか真っ直ぐ進めなくなる
という2つが思い付きました。
店内や職場ですれ違う人は、
同僚、お客さん、業者さんのいずれかということがほとんどでしたから、
会釈と「お疲れ様です」「こんにちは」などはもう条件反射のように出るもので、
お休みの日でもその感覚で残っているんですよね。
本当に知らない人からすると、頭の中に?を浮かばせてしまっているかもしれません。
そして、お客さんを先にお通しするのが大前提ということも身体に染み付いているので、
たとえば札幌の地下歩道では真っ直ぐ進みたくても、譲って譲ってを繰り返していく内に随分軌道を逸れてしまうなんてことがよくあります。
スーパーで買い物をしている時でも、品出しなどをしている店員さんに「どうぞ」と譲ってしまうので、お互いに恐縮みたいな場面もよくあります(笑)
では、心理カウンセラーとしてはどうか。
先日、TVで何かのインタビューを見ていた時に気付いたのですが、
お話している方の表情や動作を見ながら、頷いて、次の質問を考えている自分がいたのです。
自分以外に何もいない部屋でそんなことをしているものだから、少し恥ずかしくなりましたが、いつのまにか染み付いているんだなと実感。
そして、昔から“次に人が何を言うか大体わかる”ということもよくあるので、質問や答えが思った通りだと妙な満足感があったりします。
職業病とは少し違いますが、20代前半の頃に姉と横浜で2人暮らしをしていた時、
一緒にテレビを観ていて、ニュースキャスターが「こんばんは」とした挨拶に対して、2人揃って「こんばんは」と礼をしながら返して大笑いした記憶もあります。
姉もアルバイトで接客業をしていたことがあったり、教育従事者であるので、癖づいているのかも知れません。
どれも悪いことではないように思うので、病というより良い癖として受け入れています。
内容にもよりますが、人が持つ色々な癖に対して、
自分を彩る1つのアクセサリーのようにポジティブに捉えてみるのも素敵だなと思います。
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