いったい何から評価されたかったんだろう
私の人生は
誰のものなんだろう?
広い世界へ出て
初めて気付かされる
誰かの指示に従って
何の疑いもなく歩いていて
けれどもいつしか
その人の言うことでしか動けなくなって
いつもその人の顔を窺って
自分なんてものはとっくに見失っていたんだと思う
ずっとその中に居たら
そのことにすら気付けなかった
いったい私は
何から評価されたかったんだろう?
自分だけで自分を見つめ直したとき
少し違和感を感じた
ずれないように
外れないようにって
みんなと同じ枠の中で
みんなと同じ線をなぞって歩いて
いつだって周囲の目を気にして
近しい周りからの評価だけを信じていた
それもそれで良かったこともあるけれど
そうじゃない世界もあるんだって知っていたら
あの頃のわたしは少し違っていたのかも知れない
気付いた今、思うこと
『わたしの人生はわたしのもの』
その代わり
責任は自分で負う
そのために
悩んだり迷ったりする時間は
全然苦しくなんかない
自分で選んで
自分で決める
けれどもそれは
決して独りで戦うとかってことではなくて
1人のわたしとして
誰かと並んだり
誰かを追い掛けたりできるってこと
きっと今のわたしは
あの頃よりしゃんと背筋が伸びている
そんな気がしてる
そして何より
わたし自身がそんなわたしを好きでいられている。
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