声

以前にくれたけ心理相談室の社内オンライン勉強会でお話をさせて頂いたことがあるのですが、
僕は人の顔を見るとその人の【声】を聞く前にどんな声か分かるのです。

もちろん100%一致とはいかないですが、
お顔を拝見した時点でおそらくこういうお声だろう、
こういうお話し方だろうという予想をしてしまいます。

これは何かすごいスペックなのでは?!と、
ドラマ『SPEC』好きとしてはたまらなくテンションが上がったのですが、
調べてみると、
ある程度、顔の骨格で決まってくるそうです。
あれれ。
そして、もちろん年齢や体調などによっても、
変化をしてくることもあります。

ただ、抵抗を示すとするならば、
僕の場合、相手の方の表情や出で立ちなどから、
その方のご趣味やご経験を想像したりして、
きっとこんなお話し方をされるだろうと思い浮かべながら、
楽しみにお声をお聞きします。
それは大体当たるのです。

化学的にデータを取ったわけではないですが、
人生を通して出会ってきたたくさんの方々の顔や声が無意識にインプットされていて、
それは僕の情報の原点にあるのだろうと思います。

 

かつて東急東横線の渋谷駅がまだ地上にあった頃、
改札の中にあったドトールコーヒーショップで働かせていただいていたことがありました。
幼い頃から人の顔や名前を覚えるのは早い方でしたが、
朝の通勤ラッシュの時間には1時間に100人以上のお客様がいらっしゃる中で、
パッと見て、パッと聞いて、その方の顔とオーダーを一致させるためには、
物凄い情報処理が必要でした。
もともと「人を見る」ということが好きだった僕に、
「人を聞く」という楽しさを開花させてくれた経験なのかなと思います。

 

恋愛関係や友人関係、
音楽や映像作品などでも、
声の相性ってすごく大事だと思っていて、
相性の良いものに巡り合えると、
その楽しさは何倍にも拡がる気がします。

 

あなたはどんな声がお好きですか？