小さな頃から

よく道を聞かれるとか
存じ上げない方からお話をされるとか
そういうことはよくあったという話は
以前にもどこかでお話ししたかもしれません

子供の頃から
両親戚の中で
孫世代では一番年下だった僕は
年配の方と話すことも多く
それをつまらないとか苦だと思ったこともありませんでした

むしろ興味深く
うんうんと頷きながら聴いてしまうものだから
お相手方もどんどん乗っていくような感覚になっていたのでしょうか

高校時代から
アルバイトを含め
20年ほど様々なサービス業に従事していても
それはやはり続き

いつの間にかその方の亡くなったパートナーのお話や
今は遠方にいるお子さんのお話などを
ここまで話して大丈夫?というくらいに
たくさん聞かせていただくことがありました

「ついつい話し過ぎちゃった」
「あ、もうこんな時間?」
「もうちょっと良い?」

その表情は
皆さん決まってとても素敵に映えているので
僕は時間が許す限りお話をお聴きしていました

そしてこちらから何かを言う間もないくらいに
それはとどまることを知らず

急に疲れたように
出し切ったように
ほっとされた笑顔で帰って行かれます

お子さんやお孫さんが
地方から遠く離れた地域で生活をしているご年配の方にとって
話し相手となればご近所の同年代の方がいらっしゃたりはしますが
ただ聴いてくれる人の存在というのは
なかなか貴重なものなのかも知れないと感じることがあります

「電話をしても短く切られてしまう」
「忙しいようでなかなか帰ってこない」

僕自身が横浜で12年生活していた中で
4年に1回しか帰らないオリンピックのような帰省の仕方をしていた人間なので
双方の気持ちに理解できるところがあります

心理カウンセリングでは
そういったシニアの世代のコミュニケーションのお手伝いをすることもできます
ご自身からのご依頼だけでなく
遠方に住むご家族からのご依頼での訪問カウンセリングを承っておりますので
ぜひご検討いただけたらなと思います

過去には
たくさんお話を聴かせてくださった男性が
帰省されていた息子さんと一緒に会いに来てくださったこともあり
その時のちょっと照れ臭そうな
でもほっこりとするおふたりの表情ややりとりが
とても素敵だったことを覚えています

絆の在り方や距離感というものも
本当に人それぞれだと思います
それに合わせた心理カウンセリングのご利用方法もご案内できますので
気軽にお問合せいただけましたら幸いです。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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