「20歳の頃、何してました?どんな事考えてましたか?」(くれたけ#194)
横浜国立大学の峰沢国際交流会館という
地方出身者や留学生が暮らす
なかなか年季の入った寮に住んでいました(笑)
1年浪人しての入学でしたので
20歳になる頃といえば1年生の後期
そこそこの勉強と
大学に入ってから始めたバレーボールに夢中になっていましたね
教育人間科学部の学校教育課程という学科で
2年次の専攻を決めるとか決めたとかいう頃だったと思います
当時の僕は社会科の高校教員になりたかったので
社会科専攻にしましたが
小学校と中学校の教員養成がメインの学科に入ってしまったことに後々気付き
必要単位や卒業要件と自分の進みたい道へのギャップに大きな違和感を感じます
そしてもうひとつ
この2年次の専攻に心理科もあったのですが
当時の僕は心理に全くと言っていいほど興味を持っておらず
見向きもしていなかったのです
17年前の自分が
今、心理カウンセラーをしていると知ったら
どんな顔をするのでしょう
その後
このまま進む事への違和感から大学を休学(正式には認められず)
そして退学
さらには両親の離婚などもあり
家族や地元と距離を取って
自分の力で生きてみようと決めたのがこの年でした
生きることそのものに迷ったり
生きていくとして
この先どうしていくのか悩んだりしながら
夕陽が綺麗だった横浜の天王町のアパートの縁側で
よく空を見ていたことを思い出します
人に頼るのも下手で
誰にも相談せずに
全て自分で決めて行動していました
仕事はちゃんとして
人前ではしっかりした姿で居て
だけどひとりでこっそり泣いたりして
もしもこの頃の自分に会えるなら
ちゃんと話を聴いて
一緒に向き合ってあげたいなと思います
そして伝えたいなと思います
20歳の君が悩んでいること
考えていること
感じていること
全部全部がちゃんと繋がって
今の僕になっている
ひとつも無駄なことはないけれど
強いて言うなれば
“心理”ってすごいんだぞ
おもしろいんだぞ
もうちょっと興味持って良かったんじゃない?
ってことくらい(笑)
人生100年時代と言われる現代であれば
まだ5分の1地点である20歳
今すでにはっきりとした目標持って進まれていたり
守るものを持って凛として歩まれている方も
今はまだもやもやした霧の中にいて先が見えないという方も
誰が何と言おうと
その力は無限大です
あなた自身の考えや行動で
積み上げることも解き放つことも
変えることも帰ることもできる
悩み苦しみ痛み
その全てがちゃんと力になっていきます
だからこそ
今のご自身の心と身体をお大事に
抱えきれない思いは
時にしっかりと誰かに話して、放してくださいね
そのひとつの場として
僕もここに在り続けます
20歳の祝賀を迎える皆様
また支える周りの皆様へ
ここまで大変ご苦労様でした
おめでとうございます。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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