「自分の問題を解決したい時、具体的にしていることがあれば教えてください」(くれたけ#203)
くれたけ心理相談室のカウンセラーが月々のお題にお答えするシリーズ。
5月の2つ目にお答えします。
※あなた自身がやっている問題解決法を教えてください。
とのことでしたので、
もうずばりこれは『人に話す(言語化する)』とお答えします。
何でも相談できるという相手がいれば、
具体的な内容までお話ししても良いし、
ちょっとプライバシー的な部分が不安な内容や相手によっては、
大まかな内容の相談であったり、
他人の話のように話しても見ても良いと思うのですが、
アドバイスをもらいたいというよりは、
言葉にすることで冷静に客観的にその物事を見て、
自分の思考を整理をするというイメージです。
「どうしたら良い?」と相手に丸投げするのではなく、
いったんは自分で飽きるほど向き合うことにしています。
まったく解決策が見つからないって時も、
「一緒に考えてもらっても良いかな?」というスタンスで向き合うようにすることで、
“自分が考える”“自分が向き合う”ということは忘れないように心掛けています。
僕の場合は、
言語化している内に、
だんだん答えが見えてきたり、
自分の中でもやっとしていたものがはっきりしてきたりするので、
話している内に「あ、もう大丈夫だ。ありがとう」って解決することが多いです。
言葉で話すということが苦手な方は、
文字にしてみても良いし、
絵や図やグラフみたいなものを書きながら、
物事と気持ちを照らし合わせていったりするのも効果的かと思います。
よくブログ内でもお伝えしているのですが、
『はなす』とは話す、放す、離すという捉え方ができて、
言葉にしていったん手元から飛び立たせてみて、
離れたところから俯瞰して観るという意味を持つと考えています。
どうしても自分の中だけでの思考は、
同じ所をぐるぐると巡ってしまいがちですし、
近過ぎて見えないものってある。
そんな時は重く思う想いをいったん話して放して離してみてください。
一気にまるっとは解決しなくても、
何か気付きやヒントが得られるかも知れません。
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