変化のスピード

たとえば夫婦やカップルの関係の中で
たとえば会社やスポーツのチームなどで
起こった問題に対して
それぞれが自分を見つめ直して変わっていこうとします

先に変化が出た側や
先に効果を感じている側は
自分はこんなに行動しているのに
自分はこんなに変わったのに
といった思いが出てくることもあるかも知れません

けれども
取り組もうとする気持ちはそれぞれに持っていたとて
日々の中でそこに思考を巡らせられる時間は違ったり
変化のペースや成長速度みたいなものもそれぞれ違ったりします

共に歩むと決めたなら
“待つ”姿勢も大切だと思っています

そのときにお伝えするのが
良い意味で“期待しないで待つ”ということ

期待はときに圧力にもなりうるし
期待はときに不満に変わっていったりします

あくまでも自分は自分
他人(ひと)は他人(ひと)

期待しないというのは
決して諦めるとか見放すということではなくて
自分はまず自分に目を向けて行動を続ける

もしも相手や仲間が
アドバイスを求めてきたり
サポートを欲してきたのなら
自分がしんどくない程度に寄り添う

あえて“しんどくない程度”とお伝えするのは
やはり自分が“大丈夫”な状態でないと
寄り添うことも万全にはできなかったりするから

まずは自分から
まずは自分が
苦しくない程度に取り組み

慣れてきたら
できれば楽しめる方法やペースで
日々、自分を“大丈夫”にする息抜きなども取り入れながら歩んでいくことで
周りを巻き込む優しい風を起こせたりすることもあります

大切な関係だからこそ
調整や修復も丁寧に紡いでいく

そんなイメージでいられたら
少し肩の力も抜けてくるかも知れません。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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