一喜一憂の度合い

良いことがあって喜ぶとか
悪いことがあって悲しむとか
その感情のひとつひとつって
“今ここ”の自分の中から出てきたもの

どれもそれぞれの色があって
素敵なものであることは間違いありません

ただ
感情に呑まれ過ぎると
心身が振り回されてしまうこともあるので
その一喜一憂の度合いには気を付けておきたいところ

たとえば喜びが大きすぎて
感謝すべき大切なものを見落としたり
羽目を外し過ぎないように

たとえば哀しみに呑まれ過ぎて
過剰に閉ざしてしまったり
大丈夫なところまで大丈夫でなくしてしまわないように

嬉しいことだからこそ
その状況を丁寧に見直して
何が良かったのだろうか?
どうしてこの状況が生まれたのだろうか?
誰のおかげでここまで来れたのだろうか?
なんてことを考えてみたりする

悲しいことだけれども
その状況とも静かに向き合って
何かできることはなかっただろうか?
この感情を繰り返さないために何ができるだろうか?
悲しい中でも光は差していないだろうか?
そんな風に考えてみたりする

それもまたひとつの歩みで
そこもまたひとつのターニングポイントになりうる

感情と向き合ったり
感情をコントロールすることって
ただ我慢をする辛くてしんどいことではなくて

きっと今そこに居る自分を
これまでの自分を
これからの自分を
大切に守ったり労ったりするってことに繋がるんじゃないかと思うんです

一喜一憂の度合い

それで良いし
それも良いので

もう一歩
優しく踏み込んでみることで
自分やその周りの空気を
柔らかく包んでいく

そんなイメージで接してみたら
自分の感情とも仲良くなれるのかも知れません。

一喜一憂の度合い

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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