「あなたが心理カウンセラーになった理由を教えて下さい」(くれたけ#232)

くれたけ心理相談室 本部から出される毎月のお題にお答えするシリーズ。
8月の1つ目にお答えします。

前にもこんなお題があった気がすると振り返っていたら、
3年前、心理カウンセラーとして開室してまもなくの頃に、
「あなたが心理カウンセラーになると決めた日のことを教えて下さい」(くれたけ#167)というお題でもお答えしておりました。
なんだか懐かしい気持ちになります。

今回は副題として、
【カウンセラーとしての原点はなんでしょうか】
【何のために心理カウンセラーしているのでしょうか】
と書かれていたので、
その辺りを中心にお答えしていこうと思います。

原点

健康な心身を目指す・維持するという意味で心と身体は相互に繋がっているものですが、
3年前に先輩に「パーソナルトレーナーを目指さないか」と誘われたことで、
僕は身体からのアプローチではなく、
心からのアプローチを専門にしたいと気付かせてもらえたのでした。

原点というところで話をさせていただくと、
やはり若い頃から“人に相談をされることが多かった”というところだと思います。

同級生や年齢の近い同僚だけでなく、
その親御さんであったり歳の離れた上司や後輩であったり、
お仕事で関わったお客様であったり、
たまたま街中で出逢ったご老人や子供であったり。

そして、20代の半ばごろ、
職場の先輩に「カウンセラーになったら良いんじゃない?」と言われ、
当時はカウンセラーという職業の存在もよく分かっていなかった中、
その辺りから意識の中に将来的な視点としてどこか持ち続けていたイメージがあったように思います。

老若男女さまざまな方から色々な相談を受けるうちに、
もっとちゃんとお答えできるようになりたいとか、
しっかりとして知識を持って本気で向き合うサポートをしたいという思いは、
年々強くなっていた感覚もあります。

その笑顔のために

子供の頃から今もずーっと変わらずに好きなこと。
それは“人の笑顔を見ること”です。

誕生日をお祝いするとか、
落ちこんでいる人を励ますとか、
お仕事で仲間をサポートするとか、
お仕事を通してお客様に喜んでもらうなど、
サービス大好き人間で、
それは時に自分も犠牲にしてしまうくらいでした。

それでもやっぱり、
喜んでもらえたら、
嬉しそうに笑ってくれたら、
それが自分の笑顔にもなっていく。

話し始めのまだ少し強張った心が開けていない状態から、
少しずつほぐれていったり、
途中、涙を流しながらお話をされていったあと、
やわらかくなって微笑んでくださる姿を一度体感すると、
それは何にも代えがたい、
カウンセラーとしての喜びになります。

くれたけ心理相談室 竹内嘉浩代表と

素直な笑顔も作り笑いも苦笑いも泣き笑いも、
どれもまた素晴らしい人それぞれの表情で、
本当の表情。

色々な表情を受け止めながら、
いつかご自身の力で、
ご自身らしい感情や表情を取り戻したり、
あらためて発見したりしていただけるよう尽くしてまいります。

まだまだ無限の可能性を秘めている心理カウンセリングの世界で、
終わりのない心理の真理を探究し続けながら、
今後も多くの方の幸せに貢献していきたいと思っています。

以上、今月のお題の1つ目にお答えいたしました。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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