嫉妬をも解明する
嫉妬とは自分より優れた者をねたみそねむこと、
自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらみ憎むこと。
生後5か月の赤ちゃんにも見られたり、
動物にも見られる感情で、
他者と比べることによって起こり、
相手にはあって自分にはないものを羨ましく思ったり、
今自分が持っているものが失われる不安や恐れが原因で無意識に起こったりしてしまうもの。
多かれ少なかれ、
誰しもが経験したことがある感情かも知れません。
それだけ自分や対象に対して思いが強いゆえに起こってしまうものなので、
それ自体は悪いことだとは思いませんが、
それが自分自身や誰かとの関係に影響が出る程であれば、
向き合う必要があるでしょう。
たとえば以下の方法があります。
◎自分に自信をつけること・・・人にはそれぞれの良さがありますから、誰かと比べてどうこうではなく、自分の良さを見つけ、認めてあげる。自分自身を認めてあげられると、純粋に他者のことを褒めたり、感謝することなども心に余裕を持ってできるようになってきたりします。
◎夢中になれるものを増やしてみること・・・一途なのは素晴らしいことですが、それだけに依存せず、いくつかベクトルを持っておくことも大切です。“寂しさ”の解決にも繋がっていきます。自分で自分の心を満たす方法を複数持つようにしてみること。
◎「今」を見ること・・・たとえば奪われたとか捨てられたといったネガティブな記憶を、過去のものと割り切ること。過去は変えられなくても、その過去を経た「今」ここから変えていくことは可能です。
◎行動や言動の先のイメージを持つこと・・・「その行動をしたらどうなるだろう?」「この言葉を発したら相手はどう思うだろう?」など必ずその先のイメージを持つ癖をつけてみます。
自分ひとりで向き合えればそれで結構ですが、
内省内省ってやっていると自分自身も疲れてきてしまいますし、
考えが浮かばなかったりまとまらなかったりもしてきます。
カウンセリングの良いところは、
自分とも身内ともまた違った第3者目線で話を聴けること。
一度、テーブルに思いを広げて、
ご自身もその思いを客観的に見てみることはとても大切です。
ご自身やおふたりの関係などで行き詰ったときには、
どうぞご活用くださいませ。
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。
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