おふたりでカウンセリングを受ける意味

相手に対して
たとえば怒りが強いとき
たとえば憎しみが強いとき
たとえば悲しみが強いとき

冷静な判断って
なかなか難しかったりします

ひとつの言葉や行動についても
悪い方へ解釈してしまったり
根拠のない決めつけをしてしまったりしますし

家族や友人に相談するときは
どうしても自分視点が強くなったり
自分を守ろうとして

話を盛りやすくなったり
逆に大事なポイントが抜けてしまったりするのもよくあること

当相談室では
『夫婦・カップル・おふたりカウンセリング』『親子・家族カウンセリング』というメニューを設けています

昨年ご依頼いただいたうち
実に8割ほどがこちらのメニューもしくは
個人の方でもこれらに繋がる内容でした

それぞれのおふたりの関係について
相談内容は様々ですが

いつも思うのが
フラットな立場でお話をお聴きすることの大切さ

カウンセリングを受けること自体が初めてであったり
パートナーに連れてこられたから来たという方もいらっしゃいましたが

「周りに相談したことはあるけど、全部は話せなかった」
「すぐに決断をしたいわけではないけれど、(心配から)決断を早めに出した方が良いと言われた」
「こんなにすべてを受け入れて聞いてくれた人は初めてだった」
「自分の中でこんなに話したいことがあったことに驚いた」

どちらが正解・不正解を決めるとか
一般論や常識などを前提としてお話を聴くことはありませんし
難題を突き付けたり責めたりするようなこともありません

双方に色々な経験と思いがあってここまでいらっしゃっているわけですから
まずは今の思いをすべてテーブルに並べていくこと

そして何がどうしてここまで来たのか
何をどうしたらここからを変えられるのか

それらをおふたりのペースで
おふたりでありながらそれぞれのひとりずつのペースで
共に歩んでいくというスタンスでお話をお聴きしています

カウンセリングを受けることは
決して恥ずかしいことではありません

痛みも苦しみも悩みも
自分にとって大切な心の一部

改善するために向き合うことは
むしろとても素敵なことなのではないでしょうか

カウンセリングにいらっしゃった方の
表情の変化を見ているとそんなことを感じます

「とりあえず行ってみるか」
そんな思いでスタートしても構わないと思っています

そこからは我々プロカウンセラーの出番

うまく言葉にする必要はありませんので
まずは思いを吐き出しにいらっしゃってくれたら嬉しいなと思います

大切なご自身のために
大切なおふたりのために

もっともっと
カウンセリングが身近なものになることを願いながら
今後も活動をしていきます。

おふたりカウンセリングを受ける意味

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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