鈍感になる
榊原一樹生きていると思いがけないことが起こる
良いことも悪いこともそれをいくつも乗り越えるうちに鈍感になる
鈍感ってことは生きやすさでもある
でも、感動も無くすだから、人生の醍醐味を味わいたいなら"自分に慣れないこと"だ
ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか』(フジテレビ系列) より
慣れて、自分も周りの人間も雑に扱わないことだ
会社員・沖田誠は
世間の常識と偏見で凝り固まった思考のせいで
“最近の若者”が理解出来ずに職場でも家庭でも疎まれていた
そんなある日
息子の友人でもあるゲイの大学生・五十嵐大地と出会い
次第に彼の魅力に気付き、仲良くなっていく
そして人としての成長を誓った誠は
自分の中の常識をアップデートすることを決意するという
練馬ジムさんの漫画が原作のドラマです
各話ごとに
原田泰造さん演じる主人公の中での偏見がアップデートされていく場面は
とても考えさせられるものがあり
自分の中での思考を見つめる機会を与えてくれるものでした
引用の台詞は
主人公のさらに先輩の言葉
彼もまた生きてきた時代の常識や
自分の持つ偏見から
後輩達とのやりとりに苦しみながらも
最後には分かりあえるようになるのですが
台詞の中にある“鈍感”という感覚は
良くも悪くも大切なことだなと感じています
ある程度
鈍感でいることで守れるものもありますし
鈍感でいることで失うものもあったりする
だから『慣れないこと』なんだと思います
自分の変化
周りの変化
時代の変化などにアンテナを張りながら
バランスを取っていくことで
悪い“慣れ”にはならないように
程良く敏感に、程良く鈍感に
それはきっと自分を守ることにもなったり
大切な人々との関係を守ることにも繋がってくるんだと思います
このくらいの感覚でキープしていて良いかな
そろそろアップデートした方が良いかな
そんな風にときどき確認していくことも
忘れずにいけたら良いですね。
