271の法則みたいなこと

いつのことだったか
SNSや陰口で生き方を批判されている人がいて
その方のメンタルを心配していたことがありました

僕自身はその方とお会いしたことはあるけれど
本当にその程度という感じで
確かに過ごし方であったりお金の使い方というあたりで
大胆な生き方だなぁくらいの印象でした

ある時
「批判されようが何しようが、自分の稼いだお金で、自分の責任でやりたいことをやっている。
仲良くしてくれる人、付いてきてくれる人がいるからそれで大丈夫」
というようなことをおっしゃられていて安心した記憶があります

「それでも時々不安になったり寂しくなったりはするから、
こうやって話を聴いてくれるとうれしい」と
少し酔いが回ったお顔で恥ずかしげに笑っておられたことも思い出します

貫くって
時には苦しさもあるけれど
結局は“自分”なんだよなと思ったエピソードでした

中学2年生の時
ある上級生の女子2人組が僕のことを教室の外から見に来て
指差してボソボソと話しながらニヤけて去っていくということが続いた時期がありました

最初は何が何だかわからず
すごく嫌な気持ちと悲しい気持ちでただただ傷付いていましたが
たまたまサッカー部の先輩がその2人と同じクラスで
どういうことか探りを入れてもらったら
どうやら1個上の従姉妹と小学校の時に同じクラスで
彼女のことを嫌っていた2人だったらしいと知ったのです

それ僕に関係なくない?と思いつつ
内容を聞いたところで事態に変化はなかったのですが
そのサッカー部の先輩から
「お前は何も悪いことしてる訳じゃないんだから、
気にするな。堂々としていろ」と言われ
小学校の頃から仲の良い先輩だったので
「うるせー、嫌なもんは嫌なんだよ」と言い返しつつも
それ以降、変に気にすることはやめました

何度か同じような嫌がらせは続いたものの
周りの友達に吐き出すようにして
僕自身も気にしないようになると
いつの間にかその嫌がらせはなくなりました

あとで聞くと
サッカー部の先輩も
「そんなくだらないことはやめろ」的なことを言ってくれたらしいのです

気が合う人が2割
どちらでもない人(状況によって変わる人)が7割
気が合わない人が1割
なんて言われたりもしますが
良い意味でそんなもんだし
それで良いんですよね

全員に好かれようなんて無理がある

今、自分と向かい合ってくれる人
今、自分と横に並んでくれる人
今、自分と輪になってくれる人

そんな人と
寄り添ったり手を繋ぐことが大切

そしてそれはまた時を経て変化したりもするので

都度、付いたり離れたり
受け容れたり放したりしながら

その時の自分の最善を選んでいって良いんだと思います

まずは今、自分がどうしたいのか

丁寧に確認しながら
誠実に貫いていくことが大切なのかも知れません。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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