強すぎる思い

いつかのある日
ある業者の方が
営業に来られたときのこと

担当の方とその先輩という方がいらして
熱心に説明をしてくださっていました

ちょっと途中でこちらから聞きたいことやお伝えしたいことがあったのですが
必死すぎて止まらない止まらない

最後に「何かご質問ありますか?」と聞かれたときには
こちらが戦意喪失という訳ではないですが
その圧の強さに疲れてしまって
途中から内容が全然頭に入ってこないなんてことがありました

思いの強さゆえに
受け取る相手のことが目に入らなくなってしまって
それが圧になってしまう可能性に気付かず
ぶつけるように話し続けてしまうなんてことってあったりします

言葉や会話って
キャッチボールとよく言われたりもしますが
それってすごく大切だと思っていて

ただ投げつけるとか投げ続けるだけではなくて
返ってくるのを待つターンが必要だったり
どんな球を投げたらキャッチしやすいか考えてみる思考も必要だったりします

お二人以上のカウンセリングの際にも
この重要性を感じることがあります

思いを強く持つことは悪くないことだけれども
せっかくの大切な思いも伝え方やタイミング、言葉のチョイスひとつで
うまく受け取ってもらえないことがあったりします

惜しいなと感じるし
もったいないなと感じます

コミュニケーションにおいて
なんとなく不具合を感じているとき
相手の思いもしっかりとキャッチできているか
相手のターンで自分が“待つ”ことができているか
そんな視点を持ってみるのも良いかもしれません。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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