足の踏み場はある

プールに入るのを嫌がっていた子供

足がつかなかったら怖いという印象が
どうしても拭えないようでした

けれども同じクラスの子が
「大丈夫だよ」って手を引いてくれて
最初はそれでも嫌がっていたけれど
ここに台があって足がつくんだって動きで示してくれたら
恐る恐る足を入れてまずは手を繋ぎながら入れるようになりました

そこからは子供は早いですよね
それはもう驚いてしまうほど

水がかかるのを嫌がっていたのもなんのその
手を繋いだりコーチに抱っこしてもらわないと入れないと泣いていたのもなんのその

気付けばお友達と一緒になって水やおもちゃで遊んだり
手を掴んでもらったら台のないところでもちょっとだけ潜れるようになったり

今はまだ怖いもの
ずっと怖かったもの

それが安全だって分かると
それにも大丈夫な方法があると分かると
克服できるものが
大人になってからもあったりします

この本人の成長速度も素晴らしいですが
初めに動作をつけて“足の踏み場がある”ことを示してくれたお友達のファインプレーも素晴らしいなと思いました

誰かに付き添ってもらって克服するというのも
とても良い方法だなとあらためて思ったエピソードでした。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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