ひととひと
こんにちは。
洗濯機を回している間に、
干してある洗濯物を畳んで、
朝ごはんの食器を洗って、
アイロンがけをしたら、
ちょうど洗濯が終わって、
思わず「完璧じゃん」と呟いたら、
何かの紙ごみが一緒に入っていたらしく、
洗濯物が紙だらけになってしまった1月29日の榊原一樹です。
そういえば子供の頃も、
誰かがポケットにティッシュを入れたままで、
家族中の洗濯物がティッシュまみれになったことがよくあったなと遠い目をしています・・・(笑)
アレルギー性鼻炎持ちあるあるなのかも。
先日、
自他ともに認める僕のこと大好きな3回り年上、
つまり同じ寅年で僕のちょうど2倍の72歳になる男性と久々にゆっくりとお話をしました。
出逢いは僕がお世話になっていたコーヒー屋さんで、
カウンター越しによくお話をしていたのですが、
お話が大好きなおじさまで、
話し出すと止まらない止まらない。
こちらが手を離せず相手になれないと、
寂しそうに帰ってしまうなんてこともしばしば。
ただ、僕もそれで不機嫌になられてもと思い、
ある時お伝えしたのです。
「○○さん、僕らにとっては皆さんが同じ“お客様”だから、
どうしても忙しい時はお話しできない」と。
僕は居酒屋さんやカフェなどでお仕事をさせていただいてきたのですが、
たとえ相手がお客様であれ、
どう冷静に考えてもそれは違うということには「それは違う」と言ってしまう人間でした。
いわゆるクレーマーという方と喧嘩をしたこともあります(笑)
ただ、この結果が面白いのが、
意外とこのあと仲良くなったりするんです。
このおじさまとも何度かやりあっていて、
それはたいてい彼が酔っぱらって来た時なのですが、
「周りに迷惑だからもう少し声押さえて頂けますか?」とか、
他のスタッフや他のお店の悪口などを言い始めた時に、
「そういう言い方やめません?」とか。
最初は怒って帰っていったのですが、
次の日に電話がかかってきて、
「昨日はごめんなさい。
また行っても良いですか?」とおっしゃるんです。
こんなやりとりが何度かあるうちに、
すっかり仲良くなって、
ご家族の話、ご自身の身体の話、野球の話、政治の話など、
何でも話してくれるようになりました。
僕もまた何でも聞いてしまうし、
知っている分野なら伝えられるアドバイスをしてみたり。
先日お会いした時の最後に、
「やっぱり僕ら気が合うね!
榊原さんには何でも話しちゃう」と、
ご機嫌のまま、お別れしたのでした。
こういう経験って僕にとって初めてではなくて、
子供の頃からよく見知らぬご老人と長々とお話をするなんてことがあったんですよね。
僕が父方のおじいちゃんが大好きだったとか、
母方のおばあちゃんと一緒に暮らしていた時期が長かったのあってなのかもしれませんが、
人生の大先輩達のお話を聞くのが大好きで、
(同じくらい自分がおしゃべりするのも大好きなのがカウンセラーとしては難点?と思いつつ・・・)
その後の人生でも老若男女関わらず、
「初めて他人にここまで話した」とか「何か不思議と話してしまう」と言って頂けることが多いのです。
カウンセラーとして活動する今となっては、
冥利に尽きるというのはまさにこのことなのかなと思っています。
まだ形にはできていませんが、
ご家族からのご依頼をいただいて、
遠方に住んでいて会えないシニア世代のコミュニケーションをサポートするようなカウンセリングの形も実現できたらなと考えております。
心理カウンセリングには色々な資格や技法があります。
請け負う側も依頼してくださる側も様々な状況や立場があります。
ひとつだけ共通して言えるのは、
結局は「ひと」と「ひと」の繋がりだということ。
すべてにおいてそれは間違いないと思っています。
洗濯物に付いた紙ごみを取りながら、
そんな「ひと」として、
選んでいただけるように精進していきたいなと思う昼下がりでした。
投稿者プロフィール
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ご覧いただきありがとうございます。
ここがあなたの心の寄り処になれますように。
榊原一樹のプロフィールはこちらからご覧ください。
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