誰かや何かのせいにする方が

受け入れられなくて
認められなくて
歯痒くて
いらいらして

そしたら
誰かのせいにした方が
何かのせいにした方が
ずっとずっと楽だったから

そうやって
乱暴に蓋を閉じた。

それもまた
ひとつの対策なのかも知れない

でもきっといつか
それは腐敗して悪臭を拡げたり
じっとりと染み出してきたりして

またあなたを
傷付けたり
痛め付けてくるかも知れない

だから
少し落ち着いた時に
少し空が晴れた時に
少し上向きの気分になった時に

一気にその蓋を開けるのではなく
ちょっとずつずらしながら
見つめてあげられたら良いのだと思います

あの時
自分にできることはなかっただろうか？

紛らわしたり
逸らしたり
かわしたり

それがどんなに小さな行動でも
向き合える術はなかっただろうか？

あの時の涙は
ただ悔しかったとか苦しかったってだけでなくて
あなたの優しさや強さをたくさん含んでいたはずだから

きっと大丈夫

鏡に映るあなたは
自分の持つその養分で
自分が想うより
ずっと大きく
もっと柔らかくなっている。

投稿者プロフィール

榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー

ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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