カウンセリングハイ

カウンセリングを受けていただいたあと
気持ちが楽になったり
こういった行動をしていこうと
前向きな気持ちになられるのは
こちらとしてもとても喜ばしいことです

それでもセッションのあと
多くの方にお伝えするのは
「まずは今日は美味しいものでも食べて、
ゆっくり休まれてくださいね」ということ

他人に話しをするということって
ましてや家族や友人などの近しい人ではなく
第三者であるカウンセラーに話をするということは
それがどんなに心落ち着けるカウンセラーであったとて
少なからず心や身体からすれば疲れることでもあると思っています

「今日から行動を変えてみます」
「家帰ったらすぐに行動に移してみます」
素晴らしい心構えであることは間違いありませんが
カウンセリングを終えてすぐって
“カウンセリングハイ”のような状態になっていることがあるので

確かにそのまま走ることは
気持ちが良いかも知れないけれど
病み上がりに長時間勤務をいきなりするような
寝起きに全力疾走させられるような
そんな感覚に近いものがあるかも知れません

最初は良いかも知れないけれど
転んでどこかを痛めてしまったり
ケガをしてしまうリスクもあります

いったんお休みをして
いったんリセットをして
目を覚ましたときに
あらためて思いを噛みしめて
新たな歩みを始めてみる

変化をしたいからこそ
良くなりたいからこそ
“大丈夫になることを焦らない”という姿勢も大切です

どうかていねいに
ひとつずつ、ひとつずつ。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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