北海道に帰ってくると決めた日

北海道に帰ってくると決めた日

僕は泣いていました

夢の中で母を亡くす夢を見て
目が覚めたらリアルの自分も泣いていたのです

7年前の年末のこと

人が亡くなる夢は吉報があるとも言われるそうですが
そんな夢を見たことがなかったですし
泣きながら起きたという経験もなかったので
すごく自分で驚いたのを覚えています

その年が明けて
正月に友人の自宅で話をしていた時
神奈川生まれ神奈川育ちの友人2人が
何気なく地元の話をしているのを聞いていて
先に見た夢のこともあり
「あ、帰ろう」って急に思ったのでした

4年に1度くらいしか帰省せず
「オリンピックみたいだね」と言われたり
帰省しても札幌以外の街に旅行ばかりしていましたし

両親が離婚してからは“実家”というものが無くなったので
いまいち『帰る』ということにピンと来ていない自分もいたのに

ちょっとしたきっかけって不思議なもので
自分が新たに学びたいこともあると思っていたタイミングも重なって
ちょうど良くスイッチが押されたという感覚でしょうか

今年で札幌へ帰ってきて丸6年になりますが
地元を離れて1人で暮らすという経験は
とても大きいものだったなとあらためて感じます

東京や横浜といった首都圏で生活をして
たくさんの人に出会い
素敵な思いも少し辛い思いもしました

出たからこそ学べたこともありましたし
帰ってきて見えたこともあります

これまでが繋がって
これからを創っていく

たとえばあの頃
毎日の様に実家のマンションの6階のベランダで
夕陽を見ながら生きることにすら迷っていた高校生の頃の自分に
「生きててくれて良かった」って伝えたいし
「飛び出してみる勇気も大切」って伝えたい

自分へ
家族へ
友人へ
同僚へ
恩師へ
お仕事で出逢ったたくさんの方々へ
あらためて「ありがとう」と伝えたい

今日はそんな日にしたいと思います

ちなみに母は今も元気です

少し離れたところで
このブログの筆頭ファンとして
きっと見てくれていることでしょう。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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