防衛手段
たとえば苦手な場所に行くときは
帽子をかぶったり
サングラスをかけたり
マスクをしたり
たとえば苦手な人に会うときは
会話を想定して問答集を頭の中に作っておいたり
味方になってくれる人、助けてくれる人と共に行動してもらったり
ヘッドホンでいったんシャットアウトさせてもらったり
トラブルが起きそうなときや
苦手なものと向き合わざるを得ないとき
自分にとっての
御守りのようなグッズを持ったり
さまざまな想定をしておいて
できうる限りの対策をあらかじめしておくと
いざそれが起こっても
「想定の範囲内」と落ち着いて対応できたり
傷が浅く済んだりすることがあったりします
僕自身
感覚が妙に鋭いので
音や声、色、匂い、人の表情や感情など
入ってきすぎてしまうことがあります
うまく処理できなかった頃は
街中で軽くパニックを起こしてしまい
冷や汗が止まらなくなったり
怖くてしゃがみ込んでしまったり
ということもありました
悔しさと歯痒さから
どうしたら良いか
色々考えて対策をできるようになっていくと
いつの間にか過敏な感覚をも
マンガの主人公にでもなった気分で楽しめるようになってきました
人より見えて
人より聴こえて
人より嗅げて
人より感じられるって
とってもお得じゃないか、と
楽しめるようになってからも
対策は怠らないようにしたり
レベルの変化みたいなものは観察するようにしつつ
1番大事にしているのは
胸に手を当てて「大丈夫」と言い聞かせること
“何かが起こるかも知れない”
“パニックになってしまうかも知れない”
“また被るかも知れない”
といった不安を起こらない内から思い浮かべすぎると
かえってそういう事象が喜んで入り込んできてしまいそうなので
「もう大丈夫」
「そんなことは起こらないよ」
「仮に起こったとしてもたくさん対策はあるんだから」
そんな風に声をかけてあげることで
寄りつかない空気感を作っていくようにしています
もしも不安が強いときは
身近な誰かにお話をしてみたり
文字にして整理をしてみたり
カウンセリングでも
ご自分で“大丈夫”をたくさん作れるように
寄り添ってお手伝いさせていただきますので
ぜひご活用くださいね。

投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
-
ご覧いただきありがとうございます。
ここがあなたの心の寄り処になれますように。
榊原一樹のプロフィールはこちらからご覧ください。
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