何よりも嫌だったのは勝手に決めつけられること

勉強ができて良いね
背が高くて良いね
色が白くて良いね
細くて良いね

10代の頃に言われた言葉
どれも当時は好きではありませんでした

勉強よりもサッカーが上手い友達がうらやましかったし
背は172cmが良かったし
日焼けしてもすぐ落ちちゃうだけで、ひ弱な感じがして悔しかったし
結構食べるのに体重が増えないのは悩みでもありました

相手からすれば
褒めてくれていたり
羨ましがってくれることと
自分が求めていたものが一致していなくて
苦しむという程ではなかったものの
なんとなく心では首を傾げながら
へへへって苦笑いでやり過ごしていたような記憶があります

大人になってそのイメージを受け入れられるようになると
有効活用できるようになったりはして
たとえば出身校を言ったときにテンプレートのように「頭良いんだね」と言われてしまうことにも
「文系科目だけはすごいできたんですー(笑)」って笑って返せたり

「背高いね」って言われたら
「せっかくならもっとあればバレーにもっと活かせたりモデルにでもなれましたかね?(笑)」と冗談の1つでも言えたり

「色が白くて羨ましい」とか「細くて羨ましい」言われたら
「青白いだけだよ(笑)」とか「交換できたら良いね(笑)」とひと盛り上がりできたりしますが

若い頃はなりたい自分と現実の自分への葛藤が色々あって
相手に悪意がないとしても
それが良いか悪いかみたいなことを
勝手に決められるのが嫌だったんだろうなと思います

カウンセラーという仕事においてはもちろんですが
日々の様々な人間関係や物事においても
“勝手に決めつけない”というのはすごく大切なことだと気付かされます

自分にとっては良しとするものが
相手にとってもそうだとは限らなかったりするので
もう1つ客観的に
もう1つ冷静に
発する言葉には気を付けていきたいと
あらためて思います。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
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