コンプレックス

思春期の頃
見た目に対するコンプレックスがすごくありました

小学生くらいの頃に
ストレスからなのか
無意識に下あごを突き出してキーキーと声を出す癖が出ていた時期があって
噛み合わせがとても悪くなっていたのです

下あごが少し長く突き出た状態になり
中学生にもなると色気づいてきて
強くコンプレックスを抱くようになります

その頃はアトピー性皮膚炎もひどかった頃で
いつしか人と目を合わせたり
鏡を見るということが苦手になっていました

高校に入ってから
歯の矯正をしてもらえることになり
歯並びや噛み合わせはかなり良くなり
泣きたくなるほど嬉しい気持ちになったことを覚えています

それでも自信のなさや鏡を見ることへの苦手意識はありました

そんな自分が変化し始めたのは
20代の半ばにカフェでお仕事をしていた頃です

どこかで苦手意識や自信のなさが
外側にも伝わっていたのだと思います

カフェでの仕事中の評価みたいなもので
「すごく良い表情で、良い接客をしてるのに、最後にお客さんから目を離すのが早い」
「オープンカウンターは立ち居振る舞いがすべて見えてるから、もっとカッコつけたほうが良い」
と指摘されたことがありハッとしました

自分の良さも足りなさも
客観的に意識したことがあまりなく

自分がどう見えているか
自分をどう見せるか
という意識ってあまり持っていなかったなと気付かせてもらえたんですよね

30代に入って
本格的に心のことを学ぶようになってからは
姿勢、立ち居振る舞い、表情といったものと
マインド、思考、感情といったところを相互に考えることができるようになりました

どちらも活かして自分らしさを磨き
自分らしく輝きたいと考えたことで
自分をきちんと愛せるようになったんじゃないかと思います

これが今の自分で
それはこれまでの積み重ねや繋がりから成り立っていて
きっと1つも無駄なものはなくて

今ではふさいでいるものや閉じているものは
もうほとんどないのではないかと思うくらいです

コンプレックスと向き合うことって
つらさやしんどさもありますが
それは自分と向き合おうとするが故
自分を大切に思うが故のこととも言えるのかも知れません

もちろんきっとこれからも
変化や新たな気づきは生まれてくるでしょう

それらに対してもまたワクワクとしながら
楽しんで向き合えたらと思っています。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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