あまりにも輝くものがあったせいで

大好きだった人
大切にしていたモノ
夢中になっていたこと

あまりにも輝いていたから
あまりにも輝くものがあったせいで

失ってしまったとき
壊れてしまったとき
やぶれてしまったとき

その反動は
とてつもなく大きかった

もう何も考えられないくらい
もう全部やめちゃいたいくらい

それでも日々は続いていって
それでも身体はどこか動いていて

少しずつほぐれていって
少しずつ痛みが和らいでいって

眩しくて目を向けられなかった光は
だんだん淡く優しい輝きに見えてきて

もう2度と戻れはしないけれど
まったく同じものは手に入らないけれど

だからこそ
だからこそ

ずっとそばに居てくれる人
今この手の中にあるモノ
これから出逢う新しい希望

大切にしたいって思える
大切にしなきゃって思える

あまりにも輝いていたものがあった“せい”じゃなくて
あまりにも輝いていたものの“おかげ”で

“素敵”に気付けて
“奇跡”に感謝することができた

失うことも壊れることも
もしかしたら終わりじゃなくて
始まりなのかも知れない

そこからどうするかは
自分次第なのかも知れない

今ならあの日の自分に
胸を張って会いに行けるかも知れない

今ならあの日の自分を
やさしく抱きしめてあげられるかも知れない。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
ご覧いただきありがとうございます。

ここがあなたの心の寄り処になれますように。

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